ハイ・フィディリティ
今週は音楽を聴く側、それもレコード店を舞台にした2作品をご紹介。
今回はマニアックな音楽満載なコメディ『ハイ・フィディリティ』。
随分前から興味があった映画でしたが、やっと鑑賞できました。
音楽をこよなく愛するロブ・ゴードンは、
シカゴで小さな中古レコード・ショップのオーナーをする30代の独身男。
音楽へのこだわりがあまりに強すぎるためか店のほうはパッとしない。
同棲中の彼女ローラとは結婚もせずに中途半端な状態。
ついにある日、ローラは理由も告げずに家を飛び出してしまい…。
(2000年・アメリカ)
マニアックな音楽評論は中々面白く、なるほどと感心しました。
音楽ってその人となりが分かったりするし、
どういう感性なのかも分かる、大切なツールの一つだと思います。
勿論時代の流行りもあるし、またそれを加味するのも楽しい。
音楽を実際やる人と、自分はやらないけど好きでたまらない人。
それは実社会でも同じで、興味深い所です。
主観で傷付いていた過去を客観で解き明かすのは
ある意味とても大切な行為だなと思いました。
過去を旅するのもいいけど、間違いや幸せは「今」の中にあるという事も。
それを知るために過去を顧みるんですけどね。
幻想から現実へ。
そこにはすごく差があるけれど、そこに気付けた人は
人生のステップアップを出来るんだろうな。
あと、個人的にジャック・ブラックが音楽に関わってる作品は好きです。
この映画では脇役ですが、やっぱり表情が最高でした。