メリー・ポピンズ
先週ウォルト・ディズニーの伝記を読んで、
ディズニー熱が高まっている私です。
『メリー・ポピンズ』は伝記にも出てきた往年の名作ですが、
そう言えばちゃんと観た事がないなと思って観てみました。
子供も大人も楽しめる夢と温かさに溢れた作品。
厳格なバンクス家から乳母が突然辞めてしまい、
募集したところにやってきた不思議な女性メリー・ポピンズ。
指をぱちんと鳴らすと魔法のように散らかった部屋が片付いたり、
不思議な絨毯で出来た鞄から何でも出てきたり、
散歩のときには大道芸人バートの描く絵の中に入って遊んだり…。
子ども達はメリー・ポピンズの事をすぐに好きになったが、
厳格なバンクスには気に食わず…。
(1964年・アメリカ)
「この魅力的な女優さんは!」と思ったら、
やっぱり『サウンド・オブ・ミュージック』のマリア役
ジュリー・アンドリュースでした。
彼女の魅力は勿論のこと、子供たちの表情や、
大道芸人のバードも魅力的で、楽しさが詰まっています。
アニメと映像の融合も面白いし、
しかもこの時代にこれだけのクオリティを作るというのが
本当にすごいの一言です。
ダンスのシーンはとてもコミカルなんだけど
相当レベルの高い動きに観入ります。
最後は爽快感すら抱く、ハートウォーミングなお話。
ユーモア・笑いがもたらしてくれるものの素晴らしさを感じます。
そんなユーモアに溢れた作品なのに、
テーマ曲が哀愁のある“チムチムチェリー”と言うのもいいです。
メリー・ポピンズが何を伝えんとしているか…。
ちょっと切ないところはあるけどそれがまた心にジンと響きます。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス。