ソラニン
前回の『あまっちょろいラブソング』とちょっと
重なる部分があるかなと思って今回は『ソラニン』を鑑賞。
この作品も以前から気になっていはいたのですが、
やっと今回観る事が出来ました。
OL2年目で会社を辞めた芽衣子と、
音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田は
不透明な未来に確信が持てず、
互いに寄り添いながら東京の片隅で暮らしていた。
ある日、芽衣子の一言で仲間たちと
「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、
芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込むが…。
(2010年・日本)
私も大学時代に軽音楽部に所属していたので、
思い起こすものが沢山あって泣けました。
学生の時にバンド活動とかしていた人には、
特に共感出来る部分が多い作品だと思います。
また、それぞれのキャラが立っていて面白い。
ドラムには桐谷健太さん、ベースは近藤洋一さん(サンボマスター)と、
とてもいい味出ています。
宮崎あおいさんは結構音楽映画に出てるけど、
彼女が演奏側に立つのは珍しくて新鮮でもありました。
一曲の歌でも、自分の環境によって受け取り方が違います。
その曲を自分なりに演奏してみることによって
新しく気付いたり感じたりすることは沢山あるものです。
それを客観的に見る事で、改めてそう感じました。
何かを背負った人が創り出すものは、
絶対的に何かが違うんだろうと思わざるを得ない、
儚くてがむしゃらな、素敵な作品でした。