波平さんという父親像

今日で二月も今日で終わり。
オリンピック熱も治まりましたが、
そのオリンピックの閉会式の日、
私は念願（？）のサザエさんを視聴しました

波平さんの声が茶風林さんに変わり、
その最初の回に「今日は見るぞー！」と意気込んでいたのに
まさかのちびまるこちゃんで寝落ち…
気付いたら7時過ぎ、とぽっかりサザエさん時間を
見落としてしまっていたのであります

永井さんがお亡くなりになられて、
何とも言えない思いに駆られました。
永井さんの最後の波平さんの放送こそ
「絶対見る！」と、普段ほとんど稼働しないTVの前に
スタンバっておりました。

私が生まれた時にはもう
お茶の間の定番になっていたサザエさん。
日曜の夜（時には火曜の夜も）は
必ずしもではないにしても「そこにあった」もの。
そして日本のお父さんの象徴的な存在として
波平さんがいて、それはずっと永井さんの声だった。

永井さん最後の波平さんの放送は
複雑な気持ちになりました。
いつもと同じなのに、今までと変わらないのに、
でもこれが最後で…

40年以上もずっとあの役をやりきった
永井さんに敬服するとともに、
時間の経過や長さ、物悲しさを感じながら
サザエさんを鑑賞しました。

茶風林さんの波平さんはどんな感じなんだろう、と
これまた複雑な心境で待っておりましたが
もちろん声は変わっているのですが、
あの頑とした父親像を壊すことなく
大きな違和感もなく演じていらっしゃって
どこかほっとしました

これからも日本の父親像として
波平さんにはどっしり「そこにいて」ほしいものです。

永井さんには今までありがとうございました、
茶風林さんにはこれから宜しくお願いします、
の思いを込めて…

と、あまりTVは見ないし
その時間帯に家にいることが少ない私が言うのも何ですが

ということで、次は「う」で