歌い手魂其の十九・Dana Glover
日本ではあまり知られていないミュージシャンですが、
今回はアメリカのシンガーソングライター、Dana Glover。
きっかけは何だったか忘れましたが、
私が初めて聴いたDana Gloverの曲は“Thinking Over”。
横に響くような低音と表情豊かな高音の使い分け、
その根底にはゴスペルやソウルを感じます。
実際Dana Glover自身、ゴスペルと
オールド・スクール・ソウル(そのジャンルが何なのか分かりません)を聴いて
育ったと語っています。
ピアノで弾き語る姿が印象深い彼女なのですが、
ピアノを習った事はなく耳で聴いて弾き始めたそうです。
私が聴いたのは彼女の1st album『Testimony』ですが、
さっと調べたところ、アルバムはそれしかリリースしていないようです。
その中で私が一番好きなのは“The Way(Radio Song)”。
DANA GLOVER - The Way (Radio Song)
まず曲調が好きなのですが、
最初の繊細な感じからどんどんソウルフルになっていく展開も好きです。
Dana Gloverが影響を受けたミュージシャンは、
Whitney HoustonやAretha Franklinなど。
またMariah Careyを聴いた時に、
同じスタイルを持ったミュージシャンだと衝撃を受けたそうです。
あまり動画がないので、先述した『Testimony』の一曲目“Rain”。
Dana Glover: Rain (MUSIC VIDEO)
曲調もそうですが、コーラスの入れ方など
Dana Gloverがいかにゴスペルに影響を受けたのかが感じられます。
彼女の活動があまり見えないのが残念ですし、
もっと日本にも知られて欲しいとも思います。
(向こうでもそんなに名が知れた人ではないのかもしれません)
そんな中で割りと最近だと思われる“Start All Over Again”を最後に。
サックス奏者のDave Kozとの共演作です。