アコギスト列伝(148): Sabicas
本日のアコギスト列伝はSabicus。
20世紀にギターの独奏スタイルを確立し世界にフラメンコを知らしめました。
スペインの市民戦争を機にスペインを亡命。
それがきっかけで米大陸で演奏活動を行い名声を得ました。
ただし世界にフラメンコを知らしめたと同時に
本国でのサビーカスの扱いは、純粋性の薄いフラメンコと評価されてしまいます。
サビカスがギターを弾いているときに笑顔のイメージがないですね。
素晴らしい演奏とは裏腹にとても、ビジネスライクに弾いているように
見えてしまいます。
彼はレコード会社を信頼していなかったらしく
録音に対し前払いの契約にしていたそうです。
そのため、録音物が契約に縛られず様々なレコード会社から
音源が出版されたことでも彼の知名度に上げるのに貢献したとか。