SHIINBLOG

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Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

チョコレートドーナツ

「音楽映画」と言うほど音楽を全面に出してるわけではありませんが、

観た後にここで紹介したいと思ったので『チョコレートドーナツ』を。

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実話を元にした、とても切ないお話。

 

1979年カリフォルニア、

歌手を目指しているショーダンサーのルディと弁護士のポールはゲイカップル。

母親に見捨てられたダウン症の少年マルコと出会った二人は

彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。

しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで

法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。

(2012年・アメリカ)

 

40年近くも時が経てば取り巻く環境は全然違う、とは言えど…

それを現代社会に投影してみても

実際そんなに変わらないんじゃないかな、と思わざるを得ません。

 

どんな時代であれ、やっぱりマイノリティの人達に対する

風当たりは想像以上に厳しいものです。

自分がマイノリティだと言う事に気付いた後に

それを公に出来るか隠して生きるのか、当然悩みます。

でも、マイノリティであるが故の偏見は勿論あるし、

「線引き」をされてしまうのが事実です。

どんなに息苦しさを感じようとも、

「でなければならない」の脅威たるもの、はかり知れません。

 

また、マイノリティや愛情を「法」に訴えかける事の難しさ。

裁判とは、法とは、最終的に

「誰かを否定し、おとしめるための場」とさえ思わされます。

本当はそうではないかもしれないし、

であってはいけないはずなんですが。

でも、「でなければならない」の長たるものが

「法」なのだとしたら、いや、そうなのかもしれない…

とか色々考えさせられました。

愛や感情は計るものじゃないけれど、

公的場所では計って論じて証明して認められなければいけない。

 

とても問題提起の多い、複雑な作品でした。

そんな中、主役のアラン・カミングの絶妙な表情やしぐさが

素晴らしかったです。

 


映画『チョコレートドーナツ』予告編