SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

歌い手魂其の百三・Bryan Adams

前回Tina Turnerとのデュエット曲を紹介したので、

今回はBryan Adams

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ミュージシャンとしては勿論のこと、写真家としても活動されているそうです。

 

最初に思い浮かぶのは“(Everything I Do) I Do It For You”です。


Bryan Adams - (Everything I Do) I Do It For You

 

1980年にデビュー、1984年にリリースした

4作目のアルバム「Reckless」が世界でヒット。

その中からの“Heaven”が自身初のビルボード全米1位を獲得。

アコースティックバージョンをどうぞ。


Bryan Adams - Heaven - Acoustic Live

 

先述した“I Do It For You”は1991年リリースのアルバム収録曲で、

映画『ロビン・フッド』のテーマ曲になり大ヒットしたそうです。

1993年にRod Stewart・Stingとのコラボ曲“All For Love”は

映画『三銃士』のテーマ曲。


Bryan Adams, Rod Stewart, Sting - All For Love

三人三様で面白いです。

 

90年代後半はアメリカでは不振でしたが、

イギリスでは人気を得ていたようです。

1998年に『Spice Girls』のMelanie Cとのデュエット曲

“When You're Gone”は全英3位を獲得。


Bryan Adams & Melanie C - When You're Gone - Top Of The Pops - Friday 11th December 1998

 

2010年のバンクーバーオリンピックの開会式では

Nelly Furtadoと“Bang The Drum”をデュエットしています。


Bryan Adams and Nelly Furtado - Bang The Drum

 

偉大なるオペラ歌手Luciano Pavarotti

色んなミュージシャンとコラボしていますが、

Bryan Adamsとも一緒に演奏していたので意外でした。


Bryan Adams & Luciano Pavarotti - 'O Sole Mio

 

色々動画を観ていたら最近の音楽が素敵だったので、

最後に2015年リリースの“Brand New Day”を。


Bryan Adams - Brand New Day (Official Video)

メリー・ポピンズ

先週ウォルト・ディズニーの伝記を読んで、

ディズニー熱が高まっている私です。

メリー・ポピンズ』は伝記にも出てきた往年の名作ですが、

そう言えばちゃんと観た事がないなと思って観てみました。

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子供も大人も楽しめる夢と温かさに溢れた作品。

 

厳格なバンクス家から乳母が突然辞めてしまい、

募集したところにやってきた不思議な女性メリー・ポピンズ

指をぱちんと鳴らすと魔法のように散らかった部屋が片付いたり、

不思議な絨毯で出来た鞄から何でも出てきたり、

散歩のときには大道芸人バートの描く絵の中に入って遊んだり…。

子ども達はメリー・ポピンズの事をすぐに好きになったが、

厳格なバンクスには気に食わず…。

(1964年・アメリカ)

 

「この魅力的な女優さんは!」と思ったら、

やっぱり『サウンド・オブ・ミュージック』のマリア役

ジュリー・アンドリュースでした。

彼女の魅力は勿論のこと、子供たちの表情や、

大道芸人のバードも魅力的で、楽しさが詰まっています。

 

アニメと映像の融合も面白いし、

しかもこの時代にこれだけのクオリティを作るというのが

本当にすごいの一言です。

ダンスのシーンはとてもコミカルなんだけど

相当レベルの高い動きに観入ります。

 

最後は爽快感すら抱く、ハートウォーミングなお話。

ユーモア・笑いがもたらしてくれるものの素晴らしさを感じます。

そんなユーモアに溢れた作品なのに、

テーマ曲が哀愁のある“チムチムチェリー”と言うのもいいです。

メリー・ポピンズが何を伝えんとしているか…。

ちょっと切ないところはあるけどそれがまた心にジンと響きます。

 

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス。

 


メリー・ポピンズ - 予告編

TINA

今週の「歌い手魂」でTina Turnerの事を紹介したので、

今回は彼女の半生を元に作られた『TINA』。

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作品自体良かったのですが、

主演のアンジェラ・バセットの表情が特に印象的でした。

 

ティナ・ターナーの波乱に満ちた半生記。

テネシーの片田舎で親戚に預けられ育ったティナは父なし子。

ようやく母と妹と暮らせるようになったが、生活は貧しかった。

やがて旅回りのR&Bバンドに魅了され、

都会へ出た彼女は人気バンドのリーダー、アイクと結ばれる。

彼のギターと彼女の唄で大いに売り出したコンビは、

ロック・ミュージシャンに支持され、国際的にも成功を収めるが、

70年代に入って人気は下落。

アイクは酒に溺れ、日夜、彼女を傷つける…。

(1993年・アメリカ)

 

中には宗教的な要素が強いと感じる人もいるだろうけど、

そういう偏見は抜きにしてまず観てほしいです。

 

アイクから受けたダメージはとても大きかっただろうけど、

アイクという存在があってこその今のTina Turnerだと思えば、

ある意味では感謝に値するのかもしれない。

それだけ、彼女の残した功績は素晴らしいと思います。

とは言えど、暴力や心に及ぼす影響…。

「私が頑張れば彼は良くなる」と考えるのも分かるし。

どこに重きを感じるのか、それによるコンプレックスや

だからこそ生じてしまうわだかまりがどうしてこうも

上手く作用しないどころか悪循環を生みだしてしまう現実。

色んな点から考えさせられます。

 

自分が得たい名誉を女に持って行かれた男。

その男の望みに応えようとする女。

よく分かるし、哀しいまでに男と女の違いを感じざるを得ません。

 

私は特に信仰は持っていないけれど、

信仰は救いだと思っています。

Tina Turnerを救ったものが何であれ、

今の彼女を支え、残し、つくってくれたものなのだから、

やはりそれはあって然るべきだったんだと思います。

 

最後にはTina Turnerの歌唱も入っていて、

観応え、聴き応えのある作品です。

 


What's Love Got to Do With It (1993) Trailer

【DTM】ラウドなドラムを簡単に作る方法

どもDeeです。

 

今回はDTMの簡単レシピです。

「ラウドなドラムを簡単に作る方法」・・・本当に簡単なので

拍子抜けするかもしれませんが、意外と効果があります。

 

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まずドラムの音ですが、フリーのVST「MT Power Drum Kit 2」です。

元は有料だったのが現在、フリーになっているとのこと。

ありがたや、ありがたや。

 

一応、機能的な特徴をあげておくと

・32/64bitに対応

・パラアウト可能

・フレーズ集が入っていてDAWMIDIデータとして

 そのまま放り込める

・内部ミキサー可能

 

最近のドラム音源はクオリティが高い反面

高レートのサンプルやエフェクト多数使用できたりで

重めなのも多いのですが、コイツは立ち上げのときこそ

ちょっと重いですが一度あがれば結構サクサクです。

ダウンロード後はアクティベーション(認証)が必要なので

忘れないように。。。

インストールはこちら。

Download Full Version

Support

 

んで、肝心のこいつの音です。

品質的には全然使える音なんですが、

MT Power Drum Kit 2」と名乗る割にはちょっとパワー不足な感じ。

こんな感じです。

 

 

 

 

これをもっと腕が丸太のようなヒゲ男が叩いているイメージに

しようかと思います。

 

オチから書いてしまうと、スネア/キック/シンバル類など

個別にリミッターをかけて音を潰してしまう...というシンプルさ。

かけたらこんな感じになります。

 

 

 

 

今回、使用したリミッターはこちらもフリーで

George Yohng's W1 Limiterです。

WAVESのL1 Ultramaximizerをエミュレートしたものと言われてます。

本来はマスタートラックに挿して、音圧上げに使用される

プラグインですが、今回は個別のトラックにインサートします。

MT Power Drum Kit 2」はパラアウトにして

George Yohng's W1 Limiterを各楽器個別にインサートします。

インストールはこちら。

yohng.com · W1 Limiter

 

所謂、ブリックウォールリミッターと呼ばれるタイプより

深めにリミッティングすると音が潰れる傾向があります。

ラウドなドラムを作る場合、あまり高品位過ぎるものより

ある程度極端なセッティングをすると音が変わるものがいいです。

 

George Yohng's W1 Limiterのパラメータは

3つのパラメータしかありません。使い方はシンプル。

・Threshold(コレを下げるほどリミッターが深くかかります)

・Celing(出力する最終的な音量上限を調整します)

・Relese(リミッターがかかっている時間を調整します)

 

セッティングのポイントですが、

「Thresholdは低めでRelese短め」です。

今回の例でいくと以下のような感じにしました。

スネア:T=-18db R=110ms

キック:T=-11db R=28ms

ハット:T=-12db R=(クローズ:40ms オープン:96ms)

クラッシュ:T=-18db R=170ms

 

Thresholdは各楽器の音量バランスがとれるところで調整してください。

Releseはお好みですが、短めのほうがアタックがでます。

長いと音がノッペリしますが、スネアやクラッシュなどの

余韻をわざとらしく強調したいときは長めにセッティングありです。

 

今回はとりあえずお手軽な方法というところで

リミッターのみで処理しましたが、EQ/リバーブを使用すると

さらにラウド感を演出できます。

ハードコア的なドラムなどはキックのアタックをより

強調するといいかもしれません。

 

通の人には、嫌われるセッティングだと思いますが

モノは使いようだと思います。

実際は他の音が入ってきたときに定位をとるのが難しくなります。

EQで各楽器の棲み分けは全体のMixのときに気をつけてください。

 

 

歌い手魂其の百二・Tina Turner

前回Chuck Berryの動画で、コラボしている映像を紹介したので、

今回はダイナミックな歌唱とパフォーマンスが印象的なTina Turner。

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「ロックンロールの女王」とも呼ばれています。

 

まずは“River Deep Mountain High”を。


Tina Turner | River Deep Mountain High (Live HD)

多分昔よりキーは下がっていると思いますが、

それにしても圧巻の歌声です。

 

元々は1950年代半ばに「リトル・アン」の名義で活動していた彼女。

1960年に『アイク・アンド・ティナ・ターナー・レヴュー』の

一員として、Tina Turnerとしては初めて舞台に立ったそうです。

先述した“River Deep Mountain High”もその時のヒット曲。

“Proud Mary”は元々CCRのカバー曲ですが、

原曲とは大幅に違ったアレンジをしていて、彼女の代表曲の一つです。

Beyoncéと一緒に歌っている動画があったのでそれを。


Beyoncé & Tina Turner - Proud Mary

二人ともカッコいい。

動画を観ていたら、Cherともコラボしていたのでそちらも併せて。


TINA TURNER and CHER -- Proud Mary -2008-

 

Otis Reddingのカバー“I've Been Loving You Too Long”も興味深い一曲。


IKE & TINA TURNER I've been loving you too long 1969

 

1970年代はプライベートで色んな問題があり、

活発な活動が出来ない時期もあったようです。

(映画『TINA』でそういう背景をよく描かれていたので、

 今度「音楽映画」のコーナーで紹介します)

1980年代の初期に、再びヒットを連発し、カムバックを果たす。

1983年リリースの“Let's Stay Together”も代表的な曲ですが、

そのアコースティックバージョンを。


Tina Turner- Let's Stay Together- acoustic

彼女のパワフルなパフォーマンスが印象的なので、

こんな一面を見て新鮮でした。

 

1984年リリースのアルバムからの“What's Love Got To Do With It”は

特に有名な曲で、映画のタイトルにもなりました。


Tina Turner - What's Love Got To Do With It

 

あらゆるミュージシャンとのコラボも多いTina Turnerですが、

1985年に出演した「Live AID」ではMick Jaggerと共演。


Tina Turner & Mick Jagger Live AID 1985

二人とも圧巻で、とても刺激的な映像です。

 

Bryan Adamsとのデュエット曲“It's Only Love”は、

Mick Jaggerと歌っているTina Turnerの姿をヒントにして

出来た曲だそうです。


It's Only Love - Bryan Adams & Tina Turner

 

数え上げられないほどの偉業を作り上げたTina Turner。

半ば引退を発表もしましたが、

75歳を超えた今でも精力的に活動されています。

その姿には、もう言い尽くせない感銘を受けるばかりです。

最後に76歳の誕生日の時に披露した“Simply The Best”。


Happy 76th Birthday Tina Turner! You're Simply the Best!