君と言葉
君と言葉
君はいつも 慎重に
言葉を選んでは 飲み込む
その表情の向こうにある
君の思いを 探しあぐねている
何かが動き出しそうで
その次を待った後
君は深く溜息をつく
まるで全てを 諦めたように
君の思いを言葉にして
崩れることを 怖れているの?
二人の何が 崩れるというの?
君はいつか 泣きながら
届かなくて辛いと 訴えた
その涙は拭えるけれど
君の世界に 触れられずにいる
君の思いを言葉にして
誰かが傷付くと 怖れているの?
それとも君が 傷付くの?
君はいつも 慎重に
言葉を選んでは 飲み込む
その先にあったはずの
未来をいつも 待っているのに
君の思いを言葉にして
終わったものばかりを
笑って話す だけじゃなく
君の思いを言葉にして
もしかしたら この次は
届くかもしれないから
未来はいつも 待っているから
ダンスウィズミー
今回の音楽映画は矢口史靖監督の初ミュージカル作品『ダンスウィズミー』。
今までの作品も音楽はふんだんに使われたものが多かったので、
ミュージカルが初めてというのは意外でした。
気軽に楽しめるエンターテイメント作品。
一流商社に勤務する鈴木静香は、曲が流れた途端に
歌って踊らずにはいられなくなるという催眠を催眠術師にかけられる。
翌日から静香は、テレビから流れる音、携帯電話の着信音、
駅の発車メロディーなど、ちまたにあふれる音楽に体が勝手に反応してしまう。
なんとか術を解いてもらおうとするが、催眠術師はどこにもいなかった。
(2019年・日本)
矢口史靖監督作品ということで、期待値も高かったんだと思います。
楽しかったけど、突出したものはあまり感じませんでした。
ミュージカルの楽しさは表現されていたと思います。
ただ、前半盛り上がっただけに、後半はちょっと地味な印象を持ちました。
もう少しメリハリをつけられたら違う印象だったかもしれません。
使われていた曲が懐メロ満載で、その時代の人にはより面白いだろうな。
俳優陣も楽しそう演じてる感じも伝わって気ました。
嫌いなことって本当は好きな気持ちの裏返しというのはよく分かります。
自分が嫌悪している事の正体は、過去のトラウマや
叶えられなかった思いというのはきっと多いんでしょうね。