アコギスト列伝(157):Elizabeth Cotten
本日のアコギスト列伝はエリザベス・コットン。
左利きの女性ギタリストです。
右利き用のギターをさかさまに構えているため
弦も下に低音弦、上に高音弦と普通のギターと逆になってます。
なんとデビューしたのは60歳を過ぎた頃だったとか。
デパートで働いていたときに迷子をお世話をしたら
その子の母が作曲家でそのままその家のメイドとして
仕事を始めました。生活に追われてギターをやめていた
エリザベスでしたが音楽一家の彼らと生活することで
再びギターを始めました。そのときは長いこと弾いてなかったため
ほとんど0ベースからのリスタートだったそうです。
カントリー的な奏法ですが
弦の張り方は逆なので親指でメロディ、他の指でベースですかね。
バンジョーも披露してます。
ブルースマンとはちょっと音楽性が違いますが
やはりブルースリバイバルのときに再発見されました。
彼女の曲の「Freight Train」がボブ・デュランや、
ピーター・ポール&マリーなどにカバーされました。
1984年にはグラミー賞を獲得。
92歳のときに亡くなったそうです。