アコギスト列伝(023)Ry Cooder
本日のアコギスト列伝はRy Cooder。
映画:ブエナビスタソシアルクラブでその存在を知った人も多かったのではないでしょうか。
ルーツミュージックの伝道師として、世界各地に赴き現地ミュージシャンと
共演してはドキュメンタリー・アルバムとしていく。
若い当初はポップミュージックに身をおき、一時期は
ローリングストーンスの加入の噂もありました。
実際にはアルバム参加に留まりました。
プレイヤー誌で彼の楽器のコレクションを特集していたことが
遠い昔にありましたが、どの楽器も改造が加えられていたり
プロなら誰も見向きしないようなピザールな楽器、
さらには自作の奇妙な楽器など興味深いものばかりでした。
そんなライのプレイスタイルの最大の特徴はスライドプレイ。
ときに人の声かと思わすような深い音を出します。
世界各地のルーツミュージックに造詣の深いライ。
日本では沖縄音楽に目をつけ「Going back to the Okimawa」という曲を発表してます。
キューバ音楽をアコギで奏でるライ。
当時、アメリカからキューバに渡ることは政治的な問題もあり容易でなかったとか。
一時期ライの国籍剥奪騒ぎがあった記憶があります。
近年ではメキシカンミュージックの連作を発表。
前出のプレイヤー誌ではイランのミュージシャンと録音した
音源があることを仄めかしてましたが、未だ発表されてません。