SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

【DTM】シンプルなシンセで使い方を覚える②:TAU Bassline

どもdeeです。

 

前回記事の続きとなります。

 

livaeal.hatenablog.com

 

TAU Basslineを元にアナログシンセの機能の説明です。

 

オシレータ

基本となる音の波形を指します。

通常オシレータを選ばないとシンセは音がでません。

最もシンセの基本となる音になります。

このオシレータで選んだ音を元に他のセクションで

音を加工していくことがシンセの基本になります。

基本的には5つの波形となります。

・サイン波

 倍音を含まず優しい音です。

三角波

 倍音が少ないくサイン派の次に柔らかい音です。

・ノコギリ(Saw)波

 倍音を多分に含んでおり一番使用頻度が高い音です。

 エッジを含んだ音になります。

・矩形(Squea)波

 「くけいは」と読みます。

 少しクセがある倍音をもった音になります。

 ファミコンなどゲーム音楽によく使用されました。

・ノイズ波

 ランダムな波形の形で文字通りノイズを出します。

 スネアなどのワンショットの音色に使用されたりします。

 

とりあえず簡単にこれだけ覚えておきましょう。

最近のシンセでは他にもオシレータの波形を自分で編集したり

サンプリングした音色を使用できたりする機種もあります。

 

さてTAU BassLineに話に戻しますが

TAUはノコギリ波と矩形波の2種類しかオシレータをもってません。

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(1)のボタン下の左側のランプがノコギリ波、

右側は矩形波になります。

 

 フィルター

イコライザと似た機能でフィルターは波形の一部分をカットする機能です。

フィルターには種類がありますが、TAU Basslineにあるのは

ローパスフィルター(LPF)のみを装備してます。

ギターでいえばトーンに似てます・・・ギターのトーンは

アナログのローパスフィルターになります。

シンセに搭載されているフィルターはデジタルで音をカットする

カーブもギターのものより急激になってます。

 

・Cutoff

 カットオフはフィルターをかける周波数を設定します。

 それにより音の明るさを調整することができます。

 右に回すほど明るいはっきりした音に

 左に回すほど篭った音になります。

・Q

 一般的なシンセではレゾナンスと呼ばれたりもします。

 カットオフで設定した周波数付近の音を持ち上げます。

 ギターでいうオートワウのようなアクセントを音に

 付けることができます。

 

今回は簡単にですが、フィルターに関しては

TAU Basslineに装備している機能のみに絞って説明しました。

TB-303には18db/octというほかのシンセではあまり使われない

フィルターカーブが採用されています。

「db/oct」というのはフィルターのキレの良さを表す単位です。

ここの数値が高いほどフィルターのキレがいいということになります。

キレが良ければ音がいいといった単純な話ではなく

昨今のソフトシンセではこのdb/octの設定も変更できる機種が多くなります。

フィルターの個性がシンセの個性にもつながります。

またフィルターの効きは、オシレーターの個性にも依存します。

倍音を含む波形のほうが、フィルターの効きも聴覚上良くなります。

 

エンベローブ

ENVと記載されている箇所はエンベローブという機能になります。

TB-303のエンベローブは他のシンセに比べて

個性的というか簡易的になっております。

なので今回はTAU Basslineに絞ってお話を。。。

・MOD

 モジュレーションのことだと思いますが

 TAU Basslineの場合、音のアタックを強調させる機能になります。

 元々TB-303はベースギターの音色をシミュレートするコンセプトで

 作られたため、ピッキングアタックを表現するための機能かと思われます。

 ここを上げるとフィルターの効きもよくなります。

・Decay

 音のリリースを調整する機能です。

 音と音の間に休符がある場合、

 ここをあげるとレガートに音が繋がるようになります。

 

 GLIDE

ベースギターのスライドをシミュレートしようした機能です。

ベースのスライドにはちっとも似てないのですがw

このシンセの個性の一つになってます。

下のスイッチ、RETRINGはこのGLIDE機能のON/OFFです。

詳しい使い方は次回以降で説明します。

 

モノフォニックとポリフォニック

TAU Basslineは和音を出すことができないシンセです。

シンセは元々和音を出すのが苦手な楽器でした。

そのため長い間、ソロ用の楽器として扱われてきました。

(TB-303は元々ベースをシミュレートしたシンセ)

このように単音しか出せないシンセをモノフォニック(モノ)シンセと

呼ばれています。反対に和音が出せる楽器のことを

ポリフォニックといいます。

モノシンセは主にリードやベースラインに使用されます。

 

 

 

・・・

まずは以上を踏まえながらテキトーにこのシンセを扱ってみましょう。

各パラメータは固定値のみではなくDAWにフレーズを打ち込んで

ループし各パラメータをマウスかMIDIコントローラーで色々

いじってみましょう。

一応を動画を挙げておきますので、どのツマミを動かすと

どんな風に音が変わるのか体感できると思います。

 

 

 

また長くなってしまったので、次回から

実際の音やフレーズのためのテクニックを紹介していきます。

次回はこちら。

livaeal.hatenablog.com