あまっちょろいラブソング
レンタルショップでお勧めのコーナーにおいてあり、
あらすじを読んで借りた『あまっちょろいラブソング』。
何と言うか、正直惜しい感じがしました。
イタリア料理店でアルバイトをしながらバンド活動をするナオミは、
ほかのメンバーたちに脱退したいと告げられる。
さらに翌日にはマンネリ状態の恋人の小林からプロポーズされ、
これからは普通の幸せを手に入れようと心に決めるが…。
(2010年・日本)
ミュージシャンの下石奈緒美さんが主人公を演じていると書いてあり、
私は彼女の事を知らなかったので未知の期待感を抱きつつの鑑賞でした。
実際、彼女の雰囲気や全体的な良さは感じられるのに、
それが生かせていなくて勿体ないなぁと思いました。
見せ場や山場に乏しいから、ちょっと退屈になってしまいます。
さり気無い日常感であったり、
「ああ、こういうのあるな」と共感出来る部分はあるのに、
起伏がないのが本当に惜しい。
見せ方によってはもっといい作品になるのに、と思います。
人生は「こんなはずじゃなかった」の連続かもしれないし、
だからこそ共感する部分は多いんだけど、
それがあまりに多くて不憫になりました。
後は、折角「音楽」が軸にある映画なのに
思ったより音楽が少なかったので
もうちょっと入れて欲しかったかなぁ。