ラ・ラ・ランド
何かと話題になった“ラ・ラ・ランド”をようやく鑑賞。
劇場に観に行きたいと思っていたのですが、
結局DVDで今になってしまいました。
とてもロマンチック。
実際映画館で観たらまた違う印象だったと思います。
何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミアは、
ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。
そこでピアニストのセバスチャンと出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。
ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに
1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し…。
(2016年・アメリカ)
最初から音使いがすごく良いなと感じました。
JAZZに込める監督の特別な思いが色んな場面で垣間見えます。
自分がしたい音楽が出来ないミュージシャンの
もどかしさや現実などが、とても共感出来てちょっと切ない。
夢や目標を追い続ける糧も、
その道から外れて別の指標に向かう糧も、
それぞれ時に大事だしどちらにしても大変な事には変わりありませんが。
“誰かのため”と本気で思えるのならそれは良いことなんだけど、
“誰かのせい”にしてしまった時点で確実に歯車が狂ってしまうのが
悲しいかな往々にしてあるんですよね。
最終的にどうなるのが理想なのか、幸せなのか…。
春夏秋、そして冬。
その間に問いかけるのは思いがけない時間でした。
全体を通してやっぱり音楽が良かったです。
でも個人的にはデイミアン・チャゼル監督の前作
“セッション”の衝撃が相当強かったし、
この作品自体すごく話題になったので期待値が高すぎたかな。
世界観はとても素敵でした。