瑠璃色
こんにちは、Deeです。
「る」ってことで「瑠璃色」でいきますかねー。
瑠璃色ってどんな色だか知ってますか?
こんな色だそうです。
実はワタクシ、色盲なので細かい色の違いがわからないのです。
信号の赤・青・黄の違いはわかります。
ですが赤<>緑系の色は間違えやすく、紫やピンクもきちんと判別できないのです。
光の当たり具合によって別の色に見えたりしてしまうようです。
日常生活ではそんなに困らないのですが、
仕事で使うコンピュータなどの機器に状態を示すLEDがついてまして、
大体正常動作時は緑、アラームが上がってたりするとオレンジ
使用に対し重大な障害があるときは赤になってたりするのですが
それがわからなかったりします。
さて、そんな自分のことを幼少時に困らせたのが日本独特の色彩表現です。
群青色とか山吹色みたいな絵具があるのですが具体的にどんなものを
表現するのに使えばいいのか、色盲の自分にはわからなかったのです。
多分、「ポストは赤い」とか「葉っぱは緑、枯れるとこげ茶色」みたいな
後天的に蓄積していった知識において色が判別できないことを補っていたので
色彩豊かな曖昧な色味に対する処理能力がなかったのです。
今見ても、瑠璃色の前後にある縹色/群青色合わせ3色の違いがよくわかりません。
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色に対する言葉の多さから、一般的に日本人の色彩感覚は豊かと言われています。
実際に細やかな色に対する言葉が生まれたのは江戸時代からで
古代日本語では赤・青・白・黒しか色を表す単語がなかったそうです。
形容詞にすると赤い・青い・白い・黒いとなり、現代でもこの4つに
黄色い・茶色いの6つしかありません。
(緑色いとか、桃色いとかいわない)
長く続いた平和から商業文化が発展し、元々少なかった色の表現に
自然現象や花などからとった名前がついたんだなーと思います。
これら多数の色表わす言葉は主に着物の染色技術に使われたものだと
聞いてます。
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瑠璃色もですが、日本っぽい粋な色には地味な色が多いようです。
これには奢侈禁止令(しゃしきんしれい)という庶民はお触れから、
倹約すべし・・・原色の派手な色彩の衣服を身につけられなくなりました。
そこで茶色、ねずみ色、紺色などの範囲での微妙に異なる色のバリエーションが開発されます。
「四十八茶百鼠」という茶色・鼠色のバリエーションを表す言葉があります。
「四十八茶百鼠」は「しじゅうはっちゃひゃくねずみ」と読みます。
当時の奢侈禁止令に対する反発はどのようであったかはわかりませんが、
制限ある状況でも粋を求め工夫して、新しいファッションを生み出す気質が
なんとも日本人っぽいっていうか・・。
じっちゃん・ばっちゃんのじっちゃん・ばっちゃんのじっちゃん・ばっちゃん(くらいかな)たちの
粋さになんとも誇らしい気分になるのは俺だけでしょうかー。
というわけで次は「ろ」で願いますー。