【ギター】Fender Japan STR-80R
どもdeeです。
またギターをゲットしてしまいました。。。
Fender Japan STR-80R
しかしネットで調べてもイマイチ詳細がありません。
どうやらカタログ外のモデルのようですが、Reverbでも見かけるので
海外でも販売されてた?
最初はSTR-75って型番だと思いましたが。。。
とりあえず、ジャンク状態だったのを調整し
弾けるようにしました。
TC楽器の「Fender Japanの生い立ち」によれば
Boxerシリーズの後継機種としてPRO-FEELシリーズが
1988年にカタログ上にラインナップされました。
(実際にはそれ以前から似た仕様のモデルが販売されていたようです)
Fenderストラトノデザインを踏襲しながらフロイドローズやケーラーの
トレモロを搭載したり当時のLAメタルを意識した仕様になってます。
PRO-FEELシリーズ自体は93年に廃されますが
「STR」はその後もモダンな仕様のストラトに引き継がれます。
フェンダージャパンのリッチー・サンボラモデル、
リッチー・コッツェンモデルにもSTR型番のストラトが
販売されました。
カタログからは1998年にSTRの記載が消えてます。
シリアルを確認したところ自分の個体は89~90年に製造されたもの
らしいです。フジゲン製。
ジャンク品として手に入れました。
難がある部分は全体的に使用感が強く、傷や汚れ、金属部分のくすみ、
さらにボリュームノブが欠品、トレモロアームは明らかにこのブリッジ用とは
別のものが付属、ケース無し。。。なかなかの状態ですw
基本機能に重篤な症状がないのが救いかな。
一番ショックだったのはフロイドローズを使いたくて買ったのに、アームがオリジナルではなかったようで口径合わずガタガタ。
— Livaeal (@Livaeal0) March 5, 2020
アーム使えないやないかい!
因みにブリッジはフロイドローズライセンスのFender Ex-trem。海外のフォーラムで確認したらタケウチ TS101と同じらしいです。 pic.twitter.com/6swjwznARP
安く手に入れるため何かしら不備があるギターを手に入れることが多いのですが
このギターは明らかに長い間、粗末な環境で放置された後があります。
こういうギターはなんとなくかわいそうです。
弾かないギターはちゃんとケースなどに保存するか
売ってしまいましょうw
とにかく拭いても拭いても汚れがとれません。
ネックに液体シミみたいがあるギターは初めてです。
元々の弦の張り方はヘタで間違ってます。
とりあえず掃除しながら、各部品の緩みの調整をしていきます。
ブリッジはFender Ex-Trem。フロイドローズライセンスのブリッジで
実際はタケウチ製のTS-101と同等の仕様にフェンダーの刻印が入ったもののようです。
この時期にはジャクソンやフェルナンデスなどの日本製のギターに
タケウチはよく採用されてました。
付属したアームは5.5mmですが、タケウチのTS-101は6mmのアームを使用します。
タケウチはすでに倒産したメーカーですが、他メーカーが
互換品を出してくれてました。
フレットはミディアムジャンボでしょうか。
フレットが錆びてます。結構減っているので一時期は
よく弾かれたギターだったんでしょう。Rはゆるやか。
指板はローズウッド。こちらはもっと汚れてます。
22Fまであります。
ピックアップはシングルがHotrod-7というオリジナルモデル。
シェクターのモンスタートーンっぽいデザインですが、
とてもワイルドな音がしますw
リヤはDragstar-8というハムバッカー。
80年代っぽい音がしますw
ネーミングがとてもアメリカン。
伝統的なストラトのヘッドの形がありがたいw
テンションバーがついてますがトラスロッド回すときには外さないといけません。
ペグは「Made in Japan」とだけ表記があります。ここもタケウチ製かな?
ネックジョイントはヒールレス。こんな加工でも結構弾きやすくなるんですなあ。
マイクロティルトが採用されてます。
ネック角を弦を張ったまま調整できます。
初めて使いましたが、これは超便利!
ボティはバーズアイメイプルの突板が表面と背面に張られたポプラが使われてます。
90年代の日本製ギターにはよくポプラが採用されていました。
このギター、販売時は型番が書いてなかったのでSTR-75の色違いと思ってました。
以下のサイトでSTR-75のことを予習してたのですが、
ボディが弁当箱ザクリだと思っていたので、びっくり。
https://ameblo.jp/brown-sound/entry-12382661104.html
弁当箱ザクリのギターは苦手だったし、家に到着したときの
動作確認で音出ししてみたら「意外にタイトな音だな」と思ったら
そもそも弁当箱ザクリではなかったいうw
フロントはハムサイズのザクリ。
コントロール部分のみ銀紙が貼ってあります。
しかし汚れてますw
ネック外して初めてSTR-80Rであることに気付きました。
ボディが弁当箱じゃないのも、型番が違うからですかね。
ネットではSTR-80RのネックにSTR-75他のボディが
載っているものが確認されているようですが、
ネックもボディもSTR-80Rと記載されている例は確認できませんでした。
欠品のパーツをそろえました。
ノブはネジ留めするタイプにしました。アームはGOTOH製。
オリジナルより小さく、低いですがあんまり気にしません。
アームは太さはばっちりでしたが、角度が好みでなかったので
少し曲げて自分の好みの角度にしました。
ここから弾ける状態に調整していきます。
フローティングのフロイドローズはどこか調整すると
他の部分に影響します。ネジの張力が弱っているのか
009~046の弦を張るとブリッジが浮きすぎてしまいます。
StarStreamに搭載されてた強力なバネを移植して
いいバランスにできました。
が、StarStreamのバネは強力すぎて
アームアクションが重いんですよねー。
奥が深い。。。
トラスロッド、マイクロティルトも調整。。。
緑ってのがなんともシブいですねえ。
最初はもっと明るい色がよかったかなあと思いましたが
これはこれでありかな。
とりあえず弾けるところまでもっていきました。試し弾き。
— Livaeal (@Livaeal0) March 5, 2020
見た目はヴァレーアーツみたいですが、音は結構ワイルドです。
そしてアーム使うときがぎこちないw pic.twitter.com/aZZdxcdUp8
最後にサウンドサンプル。
割と暴れる。