SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

永遠のジャンゴ

今週はジプシー・ジャズに焦点を当てた二つの作品を紹介します。

今回は伝説的なジプシー・ジャズのギタリスト、

ジャンゴ・ラインハルトの伝記映画『永遠のジャンゴ』。

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公開中の時から観たいと思っていた作品。

 

ナチスドイツの支配下に置かれた、1943年のフランス。

ロマ出身であるジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルトは、

パリの名門ミュージックホールであるフォリー・ベルジェール

ステージで観客からの喝采を浴びていた。

アーティストとしての栄華を極める彼だったが、

ナチスドイツが各地でロマを迫害しているのを知って

激しい怒りと悲しみを抱く。

家族や自身にも危険が及ぶ中、

ナチスドイツの上層部が集まる夕食会での演奏を命じられ…。

(2017年・フランス)

 

ジャンゴ・ラインハルトの存在をこの映画で知りました。

個人的にすごく好きな音楽観で、

もっとジャンゴの音楽、ジプシージャズを聴いてみたいと思いました。

 

音楽から表現方法を奪ったら、何が残るんだろう…。

私も音楽をやる立場として、音楽好きの立場として、

想像するだけでその辛さ・苦しさを感じずにはいれません。

 

哀愁漂う旋律、ギターとバイオリンの響き、そして軽快なリズム。

その世界観と音楽に魅せられました。

それが3本の指で弾くのだからすごい。

ギタリストが観るとまた違う印象になるんだろうなぁ。

 

今、出来る事をして、生きて、なのにそれすら奪われて…。

この時代の作品はよく観るのですが、

その度に複雑な思いが溢れてきます。

 

ジャンゴ役のレダ・カテブの演技が素晴らしかったです。


あるジャズギタリストの実録ドラマ!映画『永遠のジャンゴ』予告編