パーティで女の子に話しかけるには
今回の音楽映画は不思議系(?)溢れる『パーティで女の子に話しかけるには』。
青春映画と思ったら、ある意味SF映画でした。
1977年のロンドン郊外。内気な少年エンは
偶然参加したパーティで美少女ザンと出会い、
音楽やパンクファッションの話で盛り上がり、恋に落ちる。
しかし、遠い惑星に帰らなければならない彼女と過ごせる時間は48時間のみ。
大人たちが押し付けるルールに反発した彼らは、一緒にいるために逃避行するが…。
(2017年・アメリカ)
私が好きな映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の作品だし、
冒頭からはパンクな映画かなと期待感が増しましたが、
奇想天外な展開に驚きました。
知らない世界に迷い込むというのは、
実際説明がつかないものなんだろうな。
それは自分が知ってる世界(コミュニティ)の常識が、
知らない人にとっては通じない事を暗喩しているようです。
“パンクの世界”という設定がジョン・キャメロン監督らしくて面白い。
だけど、それがあまりに異世界に迷い込んだような感覚で戸惑いました。
タイトルと内容がかけ離れてる感じは否めません。
ライブシーンは好きでしたが。
主演のエル・ファニングは可愛かったです。