ニッチなギターテクニック練習研究(010):ジャズコード入門(ミッキマウスマーチのアレンジ)
でもdeeです。
ちょっとアダルトな響きのジャズコードも取り入れてみましょう。
■ジャズコードとはなにか?
ジャズの特徴である複雑で深みのあるコードの響きは
テンションによって生み出されます。
一番単純なコードは3和音。
Cなら"ド・ミ・ソ"、Amなら"ラ・ド・ミ"
次に4和音。
Cmaj7なら"ド・ミ・ソ・シ"、
Am7なら"ラ・ド・ミ・ソ"といった具合。
さらに音を足し5和音以上になったコードを
テンションコードと呼びます。
Cmaj7(9)ならば"ド・ミ・ソ・シ・レ"
Am9ならば"ラ・シ・ド・ミ・ソ"といった具合。
ギターの場合一度に出せる音は最大で6音までで
さらに隣接した音は弾き難いチューニング構造になってます。
そのため例えばCmaj7(9)ならば"ド・ミ・シ・レ"と
ソを省略した形で押えたりします。
■ミッキマウスマーチのメロディはミばっかり
僕らのクラスのリーダーだー♪
このメロディはほとんど「ミ」1音でできてます。
こういった単純なメロディをギターで表現力を持たすのは
結構難しいのです。
なのでメロディ=トップノートは固定したまま
コードだけ変わっていくアレンジを考えてみました。
こんな感じです。
— livaeal (@livaeal) 2016年9月14日
■譜例とコード解説
リズム割りは結構適当です。
・1小節目
E→Bm6→Bb7(-5)→A69→Abm7(b13)→G13・・・といった感じでしょうか。
コードネームとして覚えると頭がクラクラしてしまいそうですが
このヘンのコードの形は良く出てきます。
まずはトップノートをミ(E)で固定。2弦の5フレットです。
・2小節目
F#m7→Abm7(b13)→A△7(+11)→Bbm7→B(パワーコード)
・3小節目
E→Dm(11)/F#→G13→Ab7(b13)
・4小節目
A△7
・5小節目
B7
・6小節目
Dm9
・7小節目
F#m9→F9
・エンディング
E69→E△7
弾いてみると同じフォームのコードが何回も出てくると思います。
トップノートを固定しベースラインをメロディックに動かして
その中に知ってるコードを当てはめていく感じです。
こういったコードを理論的に解説することもできますが
サウンドがかっこいいか耳で確認したほうがいいでしょう。