【DTM】シンプルなシンセで使い方を覚える①:TAU Bassline
どもdeeです。
シンセの使い方ってちょっと難しいですね。
簡単でシンプルなシンセから使い方を思えてみましょう。
ハードシンセの場合、プリセットされて
ピアノやオルガン、その他沢山のプリセットが入っている
イメージだと思いますが、ソフトシンセは
実際に存在する楽器は単品の音源・サンプラーにて
より音質クオリティを追求しているものが多いです。
一方でソフトシンセであればアナログシンセのエミュレーション、
俗にいわれるヴァーチャルアナログシンセ(VAシンセ)と呼ばれることが
多いです。
今回紹介するTAU BasslineはRolandのTB-303を
よりVSTとして使いやすくアレンジしたフリーのソフトシンセです。
TB-303は80~90年代のハウス・テクノでスタンダードとなった
ステップシーケンサ内蔵のシンセです。
元々はギタリストの練習用機材としてベースのいないバンドに
ベースを自動演奏させるための機材として開発されました。
しかし大量に中古が出回り安価に手に入れられたこと、
そしてフィルターを使うととてもエグい音が出たことから
当時のDJ達が「ACID Machine!」
(ドラッグを連想される音を作り出す機械)として
現在のテクノでもスタンダートトーンとなりました。
※ハウスでの使用例。TB-303が独特のベース音を出しています。
フィルターを開いた"ACID"なサウンドは14分頃から確認できる
ビチョビチョとしたダーティーなサウンドです。。
どーでもいいですが、機械的な無機質なサウンドであるTB-303ですが
黒人の手にかかると、ボーカルとドラムサウンドですごくグルーヴするから
不思議。
■ダウンロード方法
ダウンロードにはフェイスブックのアカウントが必要です。
http://www.muon-software.com/html/downloads.html
こちらにアクセスして一番下の
”Tau Bassline10th Anniversary"と書かれた 画像をクリックすると
Muon SoftwareのFBページに移動します。
ページ左上にある「いいね」ボタンを押します。
Exclusive Contentにアクセスします。
ダウンロードリンクが表示されます。
ウィンドウズユーザなら32-bit VST for PCを選択します。
そしてダウンロードしたらお使いのDAW用のフォルダに
.dllファイルを置いてください。
■ダウンロード方法
Tau Basslineは8つのパラメータしかありません。
(1)オシレータの波形を選択します。
ノコギリ波と矩形波を選択できます。
(2)音程のコントロールです。±0で元々の音程。+1すると半音上がります。
最大で1オクターブ上、または下を設定できます。
(3)Fineチューニングです。±100centでチューニングの微調整ができます。
(4)フィルターのカットオフを設定します。
Tauはハイパスフィルターしか装備していないので
右に回すと「フィルターを開く」状態となります。
(5)フィルターのレゾナンスを設定します。
開くほどビヨビヨとしたTB-303らしい「汚らしいw」サウンドになります。
(6)エンベローブ・モジュレーション。
とりあえず開くほどサウンドにアタックを付け加えると覚えておけばOK。
(7)ディケイ。音を切ったあとどの位伸ばすのか設定します。
Tauは鍵盤を離しても音が自然に減衰するような機能はないので
通常、最短である50msにしておいたほうが使いやすいです。
(8)グリッド。ポルタメント(ベースでいえばスライド)をする機能です。
この機能もTB-303の個性となってます。
一般的なシンセ機能とTau Basslineを実際に動かしてみたら
どんな感じかも説明したかったのですが、
長くなりそうなので一旦次回に続きます。