生きうつしのプリマ
今週は、オペラに関係した作品を紹介します。
今回はちょっとミステリー要素も入った『生きうつしのプリマ』。
前半は面白かったけど、失速していく感じが残念でした。
ドイツの小さなクラブをクビになった歌手のゾフィは、
父親にインターネットのニュースを見せられて驚く。
そこには死んだ母エヴェリンとうり二つの女性がいたのだ。
彼女は、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で歌うプリマドンナのカタリーナ。
ゾフィは、父からカタリーナのことを調べてほしいと頼まれてニューヨークへ旅立つ。
(2016年・ドイツ)
見えそうで見えない謎。
シリアスで重たい空気感も好きでした。
でも、途中から関係性が入り組んできて
相関図が欲しくなったくらい。
場面も目まぐるしく転換して、追うので精一杯。
前半は結構観入っていただけに、
後半の展開が腑に落ちない部分が多かったです。
多分相関図を見ても、しっくりこないような気もする。
主人公のゾフィが歌手だったり、
母親もうり二つの女性もオペラ歌手だったり、
もう少し音楽を上手い具合に話のエッセンスに出来るはずなのに
あんまり重要性を持たなかったところも残念でした。
個人的にゾフィの歌うシーンは好きです。