ハートビート
昨日に引き続き、期待以上に面白かった作品をご紹介。
今回はダンスと音楽の融合が素敵な『ハートビート』。
DVDのあらすじを見て音楽映画っぽかったので借りて、
正直そんなに期待値も高くなかったのですが良かったです。
プロのバレエダンサーになる夢をかなえるべく
ニューヨークにやってきたルビーは、
地下鉄の駅で演奏しては生活費を稼いでいる
イギリス人バイオリン奏者ジョニーと知り合う。
お互いの才能を認め、次第に心の距離が縮まっていく二人だったが、
ルビーが思うように踊れなくなった上に、
奨学金の資格をはく奪されそうになる。
一方のジョニーはバイオリンを盗まれ、永住権詐欺に遭ってしまう。
それでも夢を諦められないと、ヒップホップダンスチームと共に
弦楽器&ダンスコンクールに出場し…。
アメリカやヨーロッパなどの地下鉄はとても自由だと聞きます。
まさか映画のように、色んな攻防が毎日見られるとまでは
思っていませんが、それでも見てみたい世界です。
ストリートミュージシャンがそれだけハイレベルだからこそ、
その分自分で勝ち取らなくちゃいけない自由は
日本では考えられないほど厳しいんだとも思いますが。
ストリートの粗野な感じと芸術学校のハイソな感じの壁が、
上手い具合に融合されていて面白いです。
全体的にはストリートの方が強めかな。
主人公のルビーの心が広すぎると思いましたが、
それも嫌味にもわざとらしくもさせない演技力がありました。
先を読めそうな展開ではありますが、
表現としては面白いしポップで観やすいです。
ヴァイオリンもダンスもとても良くって、
それを観るだけでも楽しめると思います。