ニッチなギターテクニック練習研究(007):モノトニックベース・オルタネティングベース・ウォーキングベース
ども、deeです。
今回はギターで伴奏やメロディを付けた演奏するにあたって
ベースアレンジの基本をおさえておきます。
■ピアノは東西、ギターは東西南北の楽器
タイトルの言葉はジャズギタリスト、パット・マルティーノが
インタビューしていた発言です。同じ旨のことをやはりジャズギタリストの
マーティン・テイラーも発言していました。
ピアノは基本的に右手が高音、左手が低音を担当します。
楽器として音の高低を表現するときに左右=東西にしか移動する必要がありません。
ギターは音程は弦のコースによって決まってきます。
1弦は高い音で、6弦は低い音です。しかしフレットボードには
同じ音程が存在したり弾き方によって低音弦で高音弦より高い音を出したりできます。
そして左手は弦を押える、右手は弦を弾いて音を出すのが基本的な役割です。
そのため右手が高音、左手が低音といったような役割ではなく
左手も右手も高低音両方を出す為に3次元的な発想が必要になってきます。
deeはさらにそこにパーカッションの音を足して4次元的な
音像をギター1本で表現したいわけです。
前置きが長くなりましたが、ギターという楽器で何か表現しようと
思うときにこの発想はとても役に立つと思いますので留意しておきたい!
今回はDm7→G7→C→A7が基本的なコード進行です。
デモ動画です。
— livaeal (@livaeal) 2016年8月23日
これから出るTAB譜は5~6弦が親指のパートですので
そこに着目してください。
■モノトニックベース
所謂単音のベースです。
親指でベース(低い弦)を弾き他の指で高い弦やメロディを弾きます。
親指の動きがD→D→D→D→G→G→G→G→C→C→C→C→A→A→A→A...
と同じ音を4分音符で続いていく感じです。
単純な指の動きとしては一番簡単なんですが、実際には
音の伸ばし方・切り方によってノリが変わってくる奥深さもあります。
是非、古いブルースマンを聴いて音楽性を磨いてください。
■オルタネイトベース
直訳すると交互ベース、通常はルートと5度の音を交互に弾いていきます。
最初の小節は5弦→6弦→5弦→6弦...と親指を動かします。
オルタネイトベースの場合、右手の動きも忙しくなりますが
左手のほうにも制約ができます。フレーズを先読んで
左手のフォームを作っていくことも大事になります。
■ウォーキングベース
歩くように音程が動いていくベース、それがウォーキングベースです。
ベースラインが自由に動くようですが進行に応じて定番的な動きがあります。
ウォーキングベースの場合は、実際のジャズベーシスト・・・
例えばスウィングジャズのようなジャンルのベースラインを聴くと
参考になります。ぜひコード譜と合わせて聴いてみてください。