ドン・ジョヴァンニ
前回『プライド』を観たので、今回もオペラ作品『ドン・ジョヴァンニ』を。
と言っても、『プライド』はほぼオペラではありませんでしたが。
こちらは立派なオペラ作品でした。
キリスト教に改宗し、名前もロレンツォと改名する。
やがて成長したロレンツォは神父となるが、
放蕩生活に明け暮れたために、
ベネチアからの15年の追放を宣告される。
彼は自由な気風あふれるウィーンに渡り、モーツァルトと出会う。
(2009年・イタリア・スペイン)
しっかりとしたオペラを観た感じになりました。
オペラのシーンは勿論の事、それ以外の音楽も荘厳で
映画の世界観をよく出しています。
色んな楽器の音色を楽しめるのもいいところ。
豪奢な衣装も舞台道具も、全てがその雰囲気に入り込む
要素要素を作っていて、魅せられました。
モーツァルトやダ・ポンテの出会いや関わりなども、
今までほとんど知りませんでしたが、とても興味が湧きました。
モーツァルトが音楽にかける思いや、
ダ・ポンテが作品にかける思いなども垣間見れて良かったです。
愛や官能・嫉妬など、あらゆる感情が音楽に込められている、
その一つ一つの作品の奥深さと言うものを感じられます。
とても聴き応え、見応えのある映画でした。
個人的には、ダ・ポンテの目の鋭さに惹きつけられました。