SHIINBLOG

Liva's anything about...?

都内で活動中の本格派アコースティックユニットLivaealのブログです♪

ハイ・フィディリティ

今週は音楽を聴く側、それもレコード店を舞台にした2作品をご紹介。

今回はマニアックな音楽満載なコメディ『ハイ・フィディリティ』。

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随分前から興味があった映画でしたが、やっと鑑賞できました。

 

音楽をこよなく愛するロブ・ゴードンは、

シカゴで小さな中古レコード・ショップのオーナーをする30代の独身男。

音楽へのこだわりがあまりに強すぎるためか店のほうはパッとしない。

同棲中の彼女ローラとは結婚もせずに中途半端な状態。

ついにある日、ローラは理由も告げずに家を飛び出してしまい…。

(2000年・アメリカ)

 

マニアックな音楽評論は中々面白く、なるほどと感心しました。

音楽ってその人となりが分かったりするし、

どういう感性なのかも分かる、大切なツールの一つだと思います。

勿論時代の流行りもあるし、またそれを加味するのも楽しい。

音楽を実際やる人と、自分はやらないけど好きでたまらない人。

それは実社会でも同じで、興味深い所です。

 

主観で傷付いていた過去を客観で解き明かすのは

ある意味とても大切な行為だなと思いました。

過去を旅するのもいいけど、間違いや幸せは「今」の中にあるという事も。

それを知るために過去を顧みるんですけどね。

 

幻想から現実へ。

そこにはすごく差があるけれど、そこに気付けた人は

人生のステップアップを出来るんだろうな。

 

あと、個人的にジャック・ブラックが音楽に関わってる作品は好きです。

この映画では脇役ですが、やっぱり表情が最高でした。

 


"High Fidelity (2000)" Theatrical Trailer

【ギター】【エフェクター】Korg Toneworks 411FX Super Multi FX

どもdeeです。

 

先日、友人のRyu君のライブのサポートしてきました。

六本木の会員制バーで行われるライブでPAもないって話だったので

Voxの小さなアンプを用意してもらいました。

アンプだけ間が持つような音色を作れるとも

思えなかったし、日中はカタギの仕事をしたあとに

六本木へ向かうという形だったので

スタインバーガーと割とコーラスとか深めにかけた

80's的なフュージョンギタリストが出すような

クリーン系のサウンドでいこうと決めました。

 

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そこで久々に登板してもらったKORGのマルチエフェクター411FXです。

会場も狭いことが予想され、荷物もコンパクトにしたいので

 Zoom G2.1nuより小さい機材が欲しく、所有しているマルチで

一番小さいコレをセレクトしました。

 

一時期よく使っていたので使い方は覚えてましたが

結構クセがあります。

初見さんは絶対に使い方がわからないと思うので

KORGのHPからマニュアルを

ダウンロードするといいでしょう。

www.korg.com

 

特徴としては以下な感じ。

・全32エフェクト搭載

・電池稼動対応

・MXR Phase100くらいの大きさのマルチ

・1プリセットに2チャンネルメモリー可能

・各エフェクトにパラメータは1つの潔さ

・入力ゲインセレクトあり

 

歪み系はコンプ、オーバードライブ、ディストーション

ライン用ディストーション、ファズが各2種類ずつで

計10種類。

 

歪み系は総じてゲインが高く、クランチが苦手です。

デジタル的なザラつきもあり、JCとの相性はイマイチですが

ハイを抑えると使いやすい音色です。

設定は歪み量の設定のみ。

 

EQはLOW:低音とHIGH:高音があり

CONTOURでQとMID調整するパライコ的なセッティングになってます。

音色で一番自由度があるのがこのセクションですかね。

 

MODULATIONはコーラス2つにフランジャー

フェイザー2つにパン/トレモロ、ヴィブラート

オートロータリー、オートワウ

ピッチシフターです。

こちらもパラメータは変調のスピードの変更のみ。

 

AMBIENCEはディレイタイムがプリセットされた

ディレイとエコー、それにリバーブです。

ディレイとエコーの違いはフィードバックが入っているかの違いみたいです。

バーブを使うとモジュレーション系は勝手にOFFする仕様みたいです。

 

最後にノイズリダクション。

 

このエフェクトの良さは、変に細かく音色を造りこまないで

「もうこれでいこう」と思わせてくれる点ですw

 

今はZoomのマルチストンプがあるので、あえてこれを購入する必要はないかも。

でも3000円くらいだったら買いですw

 

多分、サンズアンプをマルチにしたような

そんな使い方をねらったんだろうと思います。

 

音色はこんな感じに落ち着けました。

 

 

罪の期限

罪の期限

昨日 欠けていた月が

何の不足もなく 浮かんでいる

いつか 欠けたままの心は

満たされる希望を

まるで 失ったかのように

過去と未来の間に 漂っている

 

笑いは過ぎて 行き場なく

涙すら 流せないままに

許しを求め続けている

 

負った罪を 償っている間に

また 次の罪を負って

立ち直る日は 来るのだろうか

 

昨日 満ちていた月が

静かに 無へと進んでいる

いつか 欠けたままの心は

あがきながら 喘ぎ

声にならない声を

押し殺しながら 叫んでいる

 

偽りを知って 手放した

美しさを 忘れられずに

真実に怯え続けている

 

負った罪を 償おうと必死で

抗う度 また荷は増えて

光を浴びても 良いのだろうか

 

罪に期限があれば

いつか 償い終える時が来て

また 新しい今を

歩み出せるようになるのだろうか

 

また あなたの前で負い目なく

笑える日が 来るのだろうか

ギター弾きの恋

今週はジプシー・ジャズの映画を紹介。

今回は昨日紹介したジャンゴ・ラインハルトに憧れた

ギタリストのお話、『ギター弾きの恋』。

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数年前に観た事がある作品だったのですが、

『永遠のジャンゴ』を観たのをきっかけに改めて鑑賞しました。

 

1930年代、シカゴ。派手で目立ちたがり屋のエメットは、

才能に恵まれたジプシージャズのギタリスト。

演奏が始まると誰もがうっとりとその美しい音色に聞きほれる。

しかし、一方で彼は娼婦の元締めという顔をもち、

女遊びにも目がなく、芸術家にありがちな破滅的な生活を送っていた。

そんなある日、エメットはひょんなことから口のきけない娘

ハッティと出会い、次第に愛するようになるのだが…。

(1999年・アメリカ)

 

『永遠のジャンゴ』を観た後だったのもあり、

ジャンゴがいかにすごいギタリストだったのかも分かって

よりその世界観を楽しむ事が出来ました。

 

普通の自己表現が下手だから、表現者は他の表現方法を求めるのかもしれません。

それは個人的にもすごく共感が出来る事なのですが。

 

恋に落ちる理由って、才能とかではなくもっと純粋で単純な「その人」だと思うし、

だからこそどうしようもない感情や食い違いが生じてしまうものです。

失って初めてその大切さに気づく、というのはありふれた言葉ですが、

実は自分が何を求めているのかすら、ちゃんと知っている人は

そうそういないような気もします。

そして失ってしまうんですけどね。

 

ショーン・ペンの演技も素晴らしかったです。

やっぱりジプシー・ジャズの音楽観はやっぱり好きだなぁ。


ギター弾きの恋