ニッチなギターテクニック練習研究(002):ボサノバアレンジ入門
どうもdeeです。
今回の話題はボサノバアレンジ入門の話です。
■ボサノバとの出会い
アコギを始めた頃はピックでのストローク→語り弾きみたいな
流れでした。当時ヘビメタ/プログレバンドに所属していた
dee少年はアコギを弾いたときにフォークっぽいギタースタイルから
脱却したいと考えてました。
ヘビメタ/プログレといえばクラシックギターを嗜むギタリストも
多いのですが、最初は中々敷居が高いと感じてます。
当時、学校をサボっては入り浸っていた楽器屋さんがありました。
一応レコスタもあったりして、録音の基本は楽器屋のお兄さんから
結構盗みました。
さてそのお兄さんはdeeの良き相談相手で新入荷のMVや楽譜を
惜しげもなくdee少年に見せてくれます。
そんなお兄さんにアコギのことを相談してみてるとこんな答えが。
「ジャズ好きみたいだし、ボサノバがいいんじゃん?」
ほう。。。
そこでdee少年は店で見せてもらったボサノバ入門的
教則本を見てはちょっとずつ覚えてまた通う・・・と
ボサノバの基本をマスターした。そんな16歳でした。
■ボサノバとは
さて前置きが長くなりました。
ボサノバとはボサノバのオサレな音楽。
本物のボサノバには、フラメンコなどと同じような
長い間その環境におかないと身につかない
ノリとニュアンスがあり外国人が簡単に見に付けることはできません。
定説によればジョアン・ジルベルト=ボサノバ。
彼がボサノバの祖であり、彼が作り出した
リズム(ノリ)+歌のメロディ(そして声質)こそがボサノバオリジナルです。
基本ベースは2ビート。本格的にブラジリアンボッサを演奏する人ほど
その基本を守る傾向にあります。
ベースが大きく動くリズムはショーロという別ジャンルがあります。
・・・が、難しい定義付けはこんなところで定番のコード進行、
C→Am→Dm→Gをボサノバ感で弾いてみます。
— livaeal (@livaeal) 2016年7月19日
①最初に普通のコード進行を確認
コードの響きの違いを確認するためにまずは
普通のコード進行を確認しましょう。
|C |Am |Dm |G |
まあ、よく語り弾きなんかで聴ける弾き方です。
②上記のコード進行をボサノバ風に
①の演奏とボサノバ風にアレンジします。
ボサノバっぽさを演出するポイントを簡単に出すと以下になります。
・コードは4和音(7thコード)、またテンションコードを使う
TABでコードフォームを確認すると①とは違うフォームを使っていることが
わかると思います。①の書き方に倣うとコード進行はこんな感じです。
|CM7 |Am7 |Dm9 |G13 |
・バチーダを使う
バチーダとはボサノバの奏法のことです。
親指でBass音、人差し指・中指・薬指で高音のコードを弾き分けます。
③シンコペーションを使う
②の演奏の応用になりますがコードの変わり目が小節より先になってます。
○で囲っているところでコードが変わっているイメージです。
④ベースを動かしてみる
ベースを動かすと演奏に躍動感が出ます。
⑤パーカッシブな奏法
ボサノバっぽい奏法でもブラジルな感じ・・・というより
エクストリームのモアザンワーズ的な奏法です。
譜面のxの部分は弦を軽く叩いて「ちゃっ」とか「かち」って感じの
打音を出します。
弦を叩いた反動で再び高音弦のピッキングをする感じです。