雪の景色

雪の景色

4年振りの深雪がテレビを賑わす

一歩一歩笑って作った足跡が

またいつか　何年振りになるのかな

俺は変わらないなんて誰が言える？

一つ一つかき集めた結晶が

もう明日は　溶けてしまうのかな

キレイだったからキレイって言った

最初の一踏みが嬉しくて　はしゃいだ

その度に　生まれては消えてった

確かな景色を　焼き付けておけばよかった

いつかはあって　今はない思いと

今だから感じる新しい思いの間に

いつだって私達は　悩んでいるのかな

寒いから部屋にいようって言った

あなたの言葉を振り切って　外に出た

私は間違えてなんてなかった

そしてあなたも　何も間違えてなかった

降って　いつの間にか積もって

キラキラしてたはずの雪の景色も

跡を付けて溶けてしまうって言わないで

笑って　当然だった数年前が過去になって

その空間に哀しさを抱く事も

確かに歩んできた道だから

この雪の上に　冷たい雫を零さないで

4年振りの深雪がテレビを賑わす

一歩一歩踏みしめた足跡が

きっといつか　何年振りの過去になる

だから私はちょっと微笑んで

真っさらの雪に　最初の足跡をつける

明日にはなくなるだろう　足跡をつける

そんな今年の雪の景色