STAY
STAY
全身が いつも過剰に動き回っている
何かを手にしていないと まるで不安で
次のノルマを 課さずにいられない
容量が溢れていると 気付きつつ
それでも タスクを重ね続ける
自分の価値は それだけと言うように
眠ることも 出来やしないよ
誰もそれを 許してくれなかった
称賛は 獲得すべきものであって
そのためには こなさなければならない
出来ないなんて 言えるわけもないさ
ただそこにいることの
本当の意味を 知りたくなかった
全部 消化できるわけなどないのに
やるべき事が増えるだけで
自分の位置を 確認していたんだ
ただそこにいることに
目を当てられずに 走っていた
ただそこにいればいい
立ち止まるのも 大きな力なんだ
動きを止めて ようやく分かる
本来の姿が あってこその自分だと
そうしたらまた 走り出せるはず