【ギター】ZEMAITIS A24MF ネック折れ自力修理
どもdeeです。
久々にMNGしました。
なんとZEMAITIS!
ゼマティスは元々はトニー・ゼマティスが個人で制作していたプライベートブランドでした。
高いデザイン性とキース・リチャーズ、ロン・ウッド、ジョージ・ハリスンなどの
レジェンド級のミュージシャンが使用したことから、特別なギターとして
雑誌の中だけで見れるギターでした。
日本では布袋さんが使用しはじめて広く知れ渡りました。
高いデザイン性を有するギターで有名なのはメタルフロントと呼ばれる
金属製のプレートに彫刻が施されたギターです。
この彫刻は彫刻家でダニー・オブライエンによってデザインされました。
トニーの死後、神田商会がトニーの遺族と協議し
ダニーの協力を得てゼマティスブランドを再興しました。
ちなみに表記の仕方がゼマティス・ゼマイティスの
どちらが正しいか論争があるようですが、神田商会的には
ゼマイティス推しのようです。
https://kandashokai.net/blog/archives/440
現状、再興されたゼマティスはトニーがやっていような1本1本カスタムメイドではなく
4つのグレードに別れてます。
・カスタムショップ
日本国内のゼマティス専用工房で制作されるトップモデル。
型番がCSで始まります。
更に厳選された材を使用した上位モデルは
トニーズ・コレクションと呼ばれます。
・アンタナス
日本国内の工房で制作されるスタンダードモデル。
型番がAから始まります。
・カシミア
韓国の工房で制作されるコストパフォーマンスモデル。
型番がCから始まります。
・Zシリーズ
既存のゼマティスから大きく外れたデザインのモデル。
日本製・韓国製があり型番はZから始まります。
個人の調査で、正確ではないところもあるかもしれませんが
シリアルについては以下の特徴が見受けられます。
トニーズコレクション:Aで始まるシリアル
カスタムショップ製:KZで始まるシリアル
アンタナス・日本製のZシリーズ:DZで始まるシリアル
カシミア・韓国製のZシリーズ:ZSで始まるシリアル
と、ウンチクが長くなりましたが
自分が購入したのはアンタナスシリーズのメタルフロント。
A24MFのナチュラルカラーです。
新品で売価が大体25万円くらい。中古でも15万円くらいで
スタンダードモデルとはいえ高価なギター。。。
それを安価で手に入れるには、やはり理由があります。
ここまでしっかり折れているネックの修理は初めてです。
ネックが折れてからすぐに売ったのか、店で折ったのかw
割れた断面は細かい破片など発生していないようなので
コレなら治せるかと思い自力修理チャレンジです。
タイトボンドで接着・固定という至ってシンプルな方法。
この状態で60時間程度放置。。。さて。
傷跡は大きく残ってしまいましたが、接着に問題なさそうです。
気持ちもうちょっと下のほうがキズが目立たなかったかなあ。
一部タイトボンドがはみ出ていつところはニッパーで切り取り
少しだけ均しました。
チューニングしてもヘッドが動いたりしてません。
チューニングも安定してます。
サウンドはこんな感じ。
ゼマティスが10時をお知らせします
— Livaeal (@Livaeal0) August 12, 2019
(昨日撮ったの蔵出し)
ジャズフュージョン的なのもいけそう。 pic.twitter.com/etkES8hgcv
アンタナスに装備されているPUはドラゴン・クラシックという
オリジナルPUなんですが、モダンなサウンドでちょっとイメージと違うw
どうも使用しているマグネットがセラミックらしいので
アルニコに換えてみたいなあと思ってます。
ネックはまっすぐで弦高が低く弾きやすいのですが、
ちょっとネックグリップが今まで使ったどのギターとも違う
カマボコ型で厚みはありますが幅が狭いタイプです。
ネックもボディもアフリカンマホガニー。
縦縞がキレイ。裏のキャビイプレートはプラスチック製。
レスポールよりバランスよく軽いです。
1フレットがなんとなく遠く感じ、弾いてる感覚はSGに近いかな。。
ギターとしては日本製らしいいいギターだと思います。