ニッチなギターテクニック練習研究(004):クラシック入門 タレガのラグリマ(涙)
どもdeeです。
今回はクラシック曲に入門ということで
タレガのラグリマを1曲まるっと弾いてみましょう。
難易度としては簡単ですが
ギターの響きを生かした美しい曲です。
クラシックの真髄など全く理解してませんが
ハイウェイスターをコピーするノリで
クラシックも楽しんでしまいましょう。
■フランシスコ・タレガ
フランシスコ・タレガはスペイン出身のギタリストです。
19世紀後半から20世紀にかけて活動しヴィルトオーソと呼ばれていました。
※ヴィルトオーソ:楽器の達人
幼い頃失明しかけたことがあり、それがきっかけでギターを
習うことになりました。
ヴィルトオーソと呼ばれるくらいギター技巧は優れていましたが
同時に美しいメロディと和音を作り出す作曲能力も優れていました。
作曲家として心酔したショパンに似て、
作品においては詩的情緒と超絶技巧の融和を
何よりも追究しているとされています。
■ラグリマ
ラグリマとはスペイン語で涙の意味。
ラグリマの楽想は「涙」そのものです。
2つの8分音符が子供の顔をつたって落ちる涙の様を表現しています。
このリズム・パターンは曲中のいたるところに現れます。
結構、横移動が多いのと所謂通常のコードフォームではなく
1弦2弦の開放弦を積極的に使ってます。
長い曲ではないので暗譜してしまうといいかもしれません。
— livaeal (@livaeal) 2016年7月30日
○1~4小節目
1小節目3小節目は7度の和音+2弦の開放弦を鳴らします。
ロックでも例えばビートルズのブラックバードでも使用されるテクニックです。
とてもギターらしいテクニックなので自身の楽曲の
アレンジにも取り入れたい。
○5~8小節目
いきなり12フレットからスタートするので移動を正確に・・。
7小節目は2フレットに移動があります。
運指をしっかりチェックしてください。
○9~12小節目
キーがマイナーに転調するところがクラシック曲らしい。
10小節目は1弦6弦を鳴らしながら3度の和音を弾いてください。
11小節目の12フレットは動画ではハーモニクスにしてますが
本来は押弦します。
○13~16小節目
最初のフレーズのマイナーキーバージョンっぽいフレーズです。
14小節目の単音弾きは中指と人差し指を交互にピッキングしてます。
感情入れて弾きたいポイントです。
動画では繰り返しを省略してます。